昭和の時代に行われた対米戦争で、日本の主要都市のほとんどが空襲を受けたことは、もはや解説する必要もありません。爆弾一つ落ちなかった都市の方が数えるほどしかないほど、日本中が爆弾で焼け野原になりましたが、その中でも最初に空襲を受けた都市の一つが神戸でした。
神戸市は米軍の攻撃リストの中でも「真っ先に焼き払うべし都市」とマークされ、大規模なものだけでも3度空襲を受けています。
大小合わせて神戸が空襲を受けた回数は、なんと128回。これは東京の130回に次ぐ日本2位の記録であり、大阪の33回と比べてもいかに多いかがわかります1。神戸はそれほど重要な都市、つまり攻撃目標とされていたのです。
今回はその神戸の空襲のお話を。
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