今年1月15日、俗に「浜通り」と呼ばれている福島県東部のいわきに、駅ナカショッピングモール「エスパル」と、駅直結型のホテル「HOTEL B4T」を開業させました。
これは東日本大震災の復興第二弾の計画に沿って作られたもの。宮城県に住んでいた2020年、たまたま銭湯でおしゃべりしたある人が、
宮城県の復興は終わった。今から福島県や
といわく。東日本大震災から10年も経ったのに、「今から」って嘘やろ？！と驚きを隠せなかったのですが、いわきの都市計画を見るに確かに「今から」かもしれません。
それはさておき、HOTEL B4TはJR東日本が開いた新しいホテルブランドで、極力無人化し設備の維持費を抑え、その分安く部屋を提供しようというコンセプトです。
そのキーとなるものが、
関西人の敵ペンギン野郎…ゲフンゲフン、Suicaです。
このSuicaでチェックインを、支払い、ルームキーすべてに使えないか…という実験も兼ねているようです。そんなJR東日本の実験の生け贄になってあげよう。私の足はいわきに向かっていました。
その昔は「平」と呼ばれたいわき駅。その構内にホテルはあります。
ホテルの入口は、S-PALというJR東日本の駅ショッピングビルの中にあります。上に書かれた「B4T」か、ホテルと同時オープンのタリーズを目印に。
タリーズの前にはホテルのチェックイン機があるにはあるのですが、私が泊まった時には稼働しておらず、奥のカウンターまで行きやがれと書かれています。
…と思ったら、晩ご飯を買いに行った帰りはちゃんと稼働していました。私が来た時は何やったんや！？
結論を先に言ってしまうと、いちばん安い「キャビン（Cabin）」と呼ばれるタイプの部屋へは、こちらがいちばん近場となります。
エスパルのお店の雑踏をかき分けた奥にもチェックイン機があり、キャビン以外の部屋の予約客は、こちらの方を使った方が部屋も近くなります。
チェックイン方法
HOTEL B4Tは、設備をできるだけ無人化し経費の削減を計ると同時に、安い値段で宿泊サービスを行う新しい実験ホテルです。チェックインも無人化され、すべてタッチパネルで行います。この無機質な機械、これが一般のホテルのフロントなのです。
さすがにオープンして最初の週末だったせいか、チェックイン機の隣には係員がおり、宿泊客の操作を見守っていました。慣れないうちはどんなトラブルがあるかわからないし、客の方も戸惑うことが多いでしょうし。
まずは画面を見ると「チェックイン」「チェックアウト」に分かれ、「チェックイン」の方をクリックします。
HOTEL B4Tは現時点ではいちおう完全予約制、事前に予約が必要です。私のチェックイン中に飛び込みらしき客が来ていましたが、話を聞くと予約が必要のようです。
それはさておき、予約した時に予約番号が配布されますが、せっかくの「Suicaだけで泊まれるホテル」なのだから、Suicaで泊まってみましょう。
なお、「Suicaで検索」の場合は、チェックイン前にSuicaの登録が必要です。予約したら自分のSuicaと宿泊記録を紐付けしておきましょう。
方法は、予約した時に送られる予約確認メールに書かれており、そこのリンクから行うことができます。
Suicaは、もちろんモバイルSuicaでも可能。Suica、モバイルSuicaを機械にかざすと記録を読み取り、ほんの1秒弱で終了。
予約情報（個人情報）が出てくるので、間違いがなければ下の「確認」を押します。
次は支払い方法の選択です。
予約情報の紐付けはSuicaで行いますが、支払いは必ずしもSuicaである必要はありません。現金を含めた様々な支払い方法が用意されています。
いちばんお得なのは、やはりモバイルSuica。
クレカでチャージすればクレカのポイントが貯まり、SuicaとJREポイントが紐付けされていればJREポイントもついて、一粒で二度おいしいのです。
Suicaの場合は、「電子マネー」を選択します。そして指示に従い、ピ！すれば終了。
お次はある意味お待ちかね、Suicaをルームキーにします。モバイルSuicaの方は、スマホがそのままキーとなります。
こちらも、画面の指示に従いSuicまたはスマホをピ！すればOK。
これでチェックインは終了。部屋番号が表示され、「終了」をタップすればレシートと部屋番号が書かれた紙が出てきます。
コメント