旧洞泉寺遊郭川本楼(町家物語館) 第七章ーガス灯

大和郡山市旧洞泉寺遊郭の元妓楼、川本楼(現在は町家物語館)の3階に残っているガス灯 遊郭・赤線跡をゆく
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謎のガス灯

3階には、今となっては非常に貴重になった、ちょっと変わったものが残っています。

町家物語旧川本楼三階ガス灯

町家物語館旧川本楼ガス灯

和の家にある洋灯。なんだかアンバランスな感もありますが、これはガス灯です。

西洋式のガス灯は明治時代に広まったのですが、室内だと火事の危険があるのと、煙のにおいが気になる(要するに臭い)こともあり、室外を除けば電灯に取って変わられていったものです。

ここ川本楼が明治時代に建てられたものなら、これが残っていても不思議ではありません。が、前回書いたとおりここは大正末期の築であり、その頃には電灯が普及していました。それでなんでガス灯?と。

しかしながら、昔は電気の供給が不安定で、停電もたびたび起こっていました。このガス灯はその時の明かりだったのだろうとの説明でしたが、

2つとも階段の近くに設置されていたところを見ると、非常灯代わりの役目をしたのではないかと、私は推測しています。

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