日本軍=坊主頭!?

日本軍坊主頭 ブログエッセイ
スポンサーリンク

 軍は何故丸刈りなのか

軍隊の丸刈りは、何も日本軍だけではありませんでした。
同時期のソ連軍も一般兵は丸刈りだったし、アメリカの軍士官学校生徒は今でもクリクリの丸刈りです(女生徒はベリーショート)。
韓国軍も、芸能人が入隊する時は坊主頭にしているので、やはり坊主頭なのでしょう。
ただ、現代の世界レベルで見る「坊主頭」は、今で言えばスポーツ刈りくらいのようです。

しかし、何故軍隊=坊主頭なのでしょうか。

私が考えるいちばんの理由は、やはり衛生面。
死ぬまでとはいかないものの、戦場の兵士のいちばん身近な悩みのタネは、蚤虱。ノミとシラミです。ノミシラミは戦争だけでなく、戦後に私の両親(DDTを頭からぶっかけられた世代)も悩まされたそうですが、髪が長いとシラミが奥に入り、なかなか退治できなくなります。

シラミはかなり痒くてうざいらしいのですが、丸坊主だと手で払うだけで退治がしやすいという理由もあるのではないかと。

また、負傷した時の手当のしやすさもあるかと思います。
戦争では、頭部をケガする確率が高くなり、しかも迅速に対応する必要があります。
ヘルメットをかぶっているから大丈夫じゃないかと思われがちですが、普及したのは第一次世界大戦の時です。
坊主だと傷が発見しやすく手当が早く、戦死者が減るというメリットがあります。

そういう意味では、丸坊主も理にかなった髪型というわけなのですね。

昔は丸坊主になれというと、思春期真っ只中に坊主なんてイヤだ、絶対にごめんだと思っていました。が、年齢を重ね頭の砂漠化が進行し、髪の毛が薄くなってなってしまった現在、今なら…今なら坊主にできるかも!?

そんな意味のないことを思いながら、今日も砂漠化進行中の私の頭上には冷たい風が吹いています。

スポンサーリンク

コメント

  1. 「零戦虎徹」の撃墜王、岩本徹三さんの写真も長髪姿ですね

タイトルとURLをコピーしました