私は漫画では読んだことはなくアニメのみですが、
この世にこんな面白い壮大なアニメがあったのか!
と至る所に張り巡らされた伏線に驚き、さらに面白く感じる。さらに終盤になると、誰に感情移入して良いかわからなくなるほど、事態はアニメらしからぬややこしさを呈します。
アニメを何百本も見た全世界のオタク中のオタクが、
世界の漫画・アニメ史上最高の作品!
と絶賛し、
アニメなんてガキが見るもんだ!大人が見るなんてバカじゃねーの!www
と上から目線でバカにしていたアニメ嫌いを(欧米では日本以上に「アニメは子供が見るもんだ」「大人がアニメを見るなんて幼稚だ」という考えの人が多い)、「己の無知を心から反省し改心」させたこのアニメ、好き嫌いにかかわらず本当に見ておいた方が良いです。個人的には『進撃』は、「一般教養」の範疇です。
ただし!この作品、人がやたらと死にます…あっけなく死にまくります。しかも、「食われる」「踏み潰される」「銃で頭を吹き飛ばされる」など死に方もエグい。それくらい残酷な世界です。
人がゴミのようだ!
とは某ジブリ映画の名台詞ですが、『進撃の巨人』はこの言葉のとおり、人がゴミのように大量に死んでいきます。アニメはポケモンかワンピース、ドラゴンボールで止まっている人は、『進撃〜』を見ると第1話から価値観を吹き飛ばされます(笑
もちろん、明るい楽しいシーンもあります。が、『進撃』ではそれが新たな鬱の材料になります。なぜならば…
『進撃』での楽しいシーンは、更なる悲しみへのフラグ
これから誰か(しかも主要キャラ)が死にますよ〜というデカいフラグなのです。
あまりの大量死っぷりにYoutubeの外国人アニメリアクターが精神的に耐えられず、Liveで錯乱したという実話があるほどで、私も『進撃〜』を見た後に『鬼滅の刃』を見ると、ほっこりして温泉に入っている気分になるほどです…どうせメインキャラは死なないんでしょ?と。
漫画の連載は数年前すでに終わり、アニメも今年秋、ついに10年越しの「最終回の最終回」を迎える予定ですが、『進撃の巨人』にはいくつかの素朴な疑問が残っています。
その一つが、今回のテーマです。
『進撃の巨人』のメインキャラであるリヴァイ(右)とハンジ(左)。
リヴァイは強い&常に冷静と、(主人公たちから見て)頼りになる上官担当。ハンジは好奇心と研究心旺盛な、専門用語で「コミックリリーフ」と呼ばれるお笑い担当(その中の「奇人変人」担当か)となっており、性格は逆の二人の会話が漫才みたいで面白い。人がゴミのように死んでいく残酷な世界の中での、ほっこりする数少ないシーンなことから、人気投票でも主人公をしのぐ人気キャラとなっています。
この二人は「調査兵団」という、作中の軍隊のような組織の幹部となっています。が、軍隊と違い階級を表すものはなく、リヴァイは「兵士長」(作中では「兵長」と呼ばれることも)、ハンジは「分隊長」です。
さてこの二人、どちらが格上なのか?
公式の回答がないので想像するしかないですが、英語からそのヒントを推測してみましょう。今回はそんなブログ記事です。
日本語では「兵(士)長」「班長」(リヴァイ)と「分隊長」(ハンジ)ですが、英語字幕だとこうなっています。
リヴァイ:Captain
ハンジ:(Squad) Commander
これを元に、「どちらが上か」を見ていきましょう。
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