禁煙うつ…知られざる禁煙の障壁

禁煙鬱ブログエッセイ

禁煙する人が挫折する期間の中で、最も多いのが最初の3日間。挫折率がいちばん高いだけあって、この3日間は地獄と言って良いほどの苦しみを味わいます。
心が真っ二つに折れそうな気分に陥ります。

私が経験した『地獄』は、

1.衝撃波のような「吸魔」(吸いたい衝動)
2.強烈な眠気
3.イライラ感とソワソワ感
4.喫煙時の喫煙ルーチンワークからの脱却

などがありますが、もう一つ味わうかもしれない、禁煙の壁があります。

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恐ろしき禁煙鬱

禁煙をしていると、ある日突然気分が憂鬱になり、動けなくなったり、人によっては自殺願望まで起こることがあるそうです。

これを「禁煙鬱」と言います。

禁煙鬱は、医学的に認められているわけではなくただのネット用語です。が、「禁煙鬱」で検索すると山ほどサイトやブログがヒットする現実があります。医学では認められなくとも実際に存在します。この禁煙鬱が、禁煙のためのいちばん辛い壁かもしれません。

禁煙鬱は、大なり小なり2回ほどやって来ることが多いです。

1回目は禁煙して1~5日目。この期間の禁煙の辛さで心身ともに叩きのめされるので、程度の差こそあれプチ鬱くらいにはなるかなと思います。
これは何とか禁煙に挑戦していくと、じきに慣れるような気がします。

2回目は…わかりません。人によって違いますし、来ない時もあります。

禁煙鬱の軽い版に、「禁煙ブルー」というものがあります。
これは禁煙によって「漠然とした寂しさ」を感じるもので、例えるなら長年付き合ってきた恋人と別れた空虚感に似ています。
自分から別れを告げておいて、いざ別れたらなんだかむなしい。恋人の荷物がなくなった部屋で一人、

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「なんてことしてしまったんだぁ~~!」

と頭を抱えているような感覚なのです。
タバコは長年自分の「パートナー」としてずっと横にいた存在なので、「お口の恋人」でしょうか…あ、ロッ〇からお電話がかかって(以下自粛

しかし、禁煙ブルーは寝たらリセットされます。次の日には気分さっぱり。ブルーだったことすら忘れています。

禁煙鬱と禁煙ブルーの違いは、禁煙鬱は寝てもリセットされないこと。症状は、「なんとなく気分が落ち込む」という漠然としたものから、鬱病そのままの症状まで様々です。私の場合は、急に昔のことがグルグル走馬灯のように頭の中を巡り、まるで昨日のように思い出されました。
今思えば、これはニコチンで止まっていた脳の活動が回復し、昔のことを思い出したのかなーと思います。

私の知り合いは、「我が子をこの手で殺したような罪悪感」に襲われ、耐えられず自殺へ。幸い未遂で終わったのですが、タバコで自殺されちゃたまらんと家族が禁煙をストップ。タバコを吸ったら何事もなかったかのように元気に…。極端ですが、こういう実例もあります。

面白い話ですが、抗うつ剤が実は禁煙に効果があるのではないかと言われています。
ソースは忘れてしまいましたが、海外で、ある抗うつ剤を投与したうつ病喫煙者が次々と禁煙を達成してゆくという珍現象が起こりました。
科学的に抗うつ剤と禁煙の関連性は明らかではありません。そもそも鬱病って、はっきり「これだ!」と言える原因は今でも不明ですし。ただ、「抗うつ剤が何故か禁煙に効く」ことは実例があり、海外では禁煙補助薬として広く使われているとかなんとか。

「禁煙躁」なんてあるのか?

しかし、今回は禁煙当初の鬱が来ません。
逆にやけにハイテンションで落ち着きがなくなり、やたらと活動的になっているのです。
これって、もしかして鬱じゃなくて「躁」じゃねーの!?

「躁」または「躁状態」とは、こういうことを言うそうです。

躁状態とは気分が著しく高揚した状態。
陽気で開放的になり、興奮したり怒りっぽくなるなど、普段とは違う状態が続く。
自信に満ちあふれ、いつもより多弁になるが、話題は次々と変わり、他人の意見に耳を貸さなくなる。
睡眠時間が短くても平気で、自制がきかなくなり買い物やギャンブルに大金を使うなどして、社会生活に支障をきたすことがある。
双極性障害(躁鬱病)の主要な症状だが、他の疾患や薬物の影響などによっても起こる。
(コトバンクより)

全部は当てはまりませんが、「気分が開放的になり」「自信に満ちあふれ、いつもより多弁にな」ったことは確かですね。

「禁煙鬱」はいくらでも聞いたことはあるけれども、「禁煙躁」なんて言葉は聞いたことがない。試しにググってみても、双極性障害(躁鬱病)の人が禁煙するというテーマはあるものの、禁煙して「躁状態」になったというものはなし。

あのハイテンションを超えた何かは、一体なんだったのだろうか…。おそらくもうないと思いますが、誰も書いていない分、「禁煙躁」は摩訶不思議な現象でした。

禁煙してしばらく経ちますが、それでも「今吸いたいか、イエスorノー」と言われると、実はイエスです。
足が喫煙所に向かい、
「まあ一本だけどないや」
とタバコを差し出されると、間違いなく吸いますね…。それが怖い。

まあ、今は嗅覚も戻りつつあり。喫煙者やタバコの臭いに敏感になっていることもあるので、喫煙所には一切近寄りません。

君子危うきに近寄らず。

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