二・二六事件秘話 渡辺錠太郎-一兵卒が大将になった話

渡辺錠太郎 歴史エッセイ

一兵卒が将軍にまでなった人物として、三国志が誇る知勇兼備の武将、呂蒙がいます。

が、中国史を紐解くと、皇帝にまでなった男だけでも、漢の劉邦や明の朱元璋など、自称皇帝(太平天国とか)や短命王朝も入れると何人いるのやら。

日本では、立身出世の象徴として

 

秀吉

豊臣秀吉がすぐに思いつきます。
幼少期がボカされ不明な部分も多いのですが(たぶん農民出身でしょう)、そんなものは秀吉だけではありません。当時の戦国大名はみな、3代さかのぼれば経歴が怪しい人ばかり。
狸親父も暴れん坊将軍も、先祖を辿れば住所不定職業不詳のルンペ…おっと、徳|||美術館から抗議のメールが来たようだ。
「部下として仕えるなら、信長・秀吉・家康の誰がいいか」
昔からよく言われることですが、私は「天下を取るまでの羽柴秀吉」一択。統一後は越の范蠡はんれいよろしく海外へ船出し、高砂国と貿易しようかしら。
○○王に、俺はなる!

 

実は近代史にも、「ペーペーからトップ」になった人物がいます。

それが今回取り上げる、

渡辺錠太郎
渡辺錠太郎陸軍大将(1874-1936)

です。

 

渡辺錠太郎と聞いて、

「二・二六事件で殺された人?」

で名前を覚えている人は多いのではないでしょうか。

 

渡辺和子

(時事通信HPより:https://www.jiji.com/jc/v4?id=201612jiken2260001)

また、『置かれた場所で咲きなさい』『幸せはあなたの心が決める』の作者である、
渡辺和子さん(元ノートルダム清心女子大学理事長。故人)の父として知っている人もいるでしょう。

しかし、二・二六事件で殺されたという知識の枠から出ることができず、あまり知られていないのですが、渡辺錠太郎は、陸軍、軍人という枠をはみ出した「すごい人」なのです。が、それゆえ「身内に殺された」と言っても過言ではない。

明日で二・二六事件が勃発し渡辺が「身内」に暗殺されて84年。これを良い機会として渡辺のことを取り上げてみようかと思います。

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